毎月定額で支払っていくリボ払いは、支払い金額を一律にできるメリットがある一方、設定した定額によっては完済まで相当の期間を要さなければなりません。

リボ払いとは?わかりやすく解説 借金・元本がなかなか減らない理由・対処法について

借金返済方法のリボ払いの元本がなかなか減らない理由・対処法について

リボ払いとは、クレジットカードの支払い方法の一種で、買い物金額を毎月一定の額で返済していく仕組みのことです。


手元にお金がなくても高額の買い物ができるなど、メリットもある一方で、運用の仕方によっては元本がなかなか減らない「リボ地獄」に陥ってしまうケースもあります。


では、なぜリボ払いは元本が減りにくいのでしょうか。


今回は、リボ払いの基礎知識と、リボの返済に困ったときの対処法について解説します。


そもそもリボ払いって?リボの仕組み

リボ払いとは、1970年代のアメリカで生み出されたクレジットカードの支払い方法です。


正式な名称を「リボルビング払い」といい、「回転」という意味を持つ「リボルビング」から「回転信用」や「フレックス払い」といった呼称が使われることもあります。


クレジットカードの支払い方法は、リボ払いの他、1回払いや分割払い、ボーナス一括払いといった多様な種類から選択できるのが一般的です。


このうち、リボ払いは他の支払い方法とは根本的に仕組みが異なります。


特に比較対象として挙げられやすいのが、分割払いとの違いです。


分割払いは、支払い回数を自分で指定して返済していく支払い方法です。


たとえば、クレジットカードで3万円の買い物をして、支払い方法を3回の分割払いに指定したとしましょう。


この場合、3万円を3カ月で支払うので、月に1万円ずつ返済していくことになります。


ただ、分割払いでは支払い回数に応じた手数料を支払わなければなりません。


分割払いの手数料は、選択した支払い回数や利用金額に応じて決められ、金利という形で買い物金額に上乗せされることになります。


これに対して、リボ払いは買い物金額を毎月定額で返済していく支払い方法です。


同じ3万円の買い物をしたと想定してみましょう。


「支払い回数」を指定する分割払いとは違い、リボ払いは毎月の「支払い金額」を事前に決めます。


3万円の買い物であれば、毎月5千円ずつ定額で支払っていくといったような形です。


3回指定の分割払いであれば、3カ月で支払いは完了しますが、毎月5千円の定額で支払うリボ払いだと、返済完了まで最短でも6カ月要する計算になります。


もちろん、毎月支払う金額を多く設定すれば、返済期間を短く済ませることも可能です。


たとえば、支払い金額を毎月1万円に設定すれば、3回の分割払いと同様、3カ月で支払いは完了します。


このように、リボ払いは支払う回数ではなく、支払う金額を設定して返済していく方法です。


もちろん、リボ払いも分割払いと同様、決められた定額を支払うたびに手数料が上乗せされる点は変わりません。


リボ払いのメリット

リボ払いのメリットには、以下のようなものがあります。


短期間での分割払いが可能
リボ払いは、毎月の支払額が一定になるため、返済期間を設定しなくても短期間での分割払いが可能です。そのため、急な出費などで現金が不足しても、リボ払いであれば分割できるため、急な出費にも対応できます。


支払いが簡単
リボ払いは、毎月決まった金額を支払うだけでいいため、支払いが簡単です。また、利用した分だけ返済すればいいので、返済計画を立てやすく、返済にかかる負担が少なくなります。


クレジットカードのポイント還元が受けられる
リボ払いを利用すると、クレジットカードのポイント還元が受けられる場合があります。クレジットカードによっては、リボ払いを利用することでポイント還元率がアップするサービスもあります。


利息が低くなる場合がある
リボ払いには、通常の分割払いに比べて、利息が低くなる場合があります。特に、クレジットカード会社やショッピングサイトがキャンペーンを実施している場合には、低金利のリボ払いが選択できることがあります。


以上のように、リボ払いには短期間での分割払いが可能で、支払いが簡単でポイント還元も受けられる場合があるなど、メリットがあります。


ただし、利息が高くつく場合があるため、返済計画をしっかり立てることが重要です。


リボ払いのデメリット

リボ払いのデメリットには以下のようなものがあります。


利息が高くつく
リボ払いは分割払いと同様、支払い期間が長くなるため、利息も多くかかります。特に、リボ払いの場合、金利が高くなることがあります。高金利なクレジットカードでリボ払いをすると、利息の合計額が大きくなる可能性があります。


返済期間が長いため、支払い総額が増える
リボ払いは分割払いよりも期間が長くなるため、支払い総額が増える場合があります。支払い総額が増えることで、返済が長期化するため、将来の資金計画に影響を与える可能性があります。


返済日に追われる
リボ払いでは毎月支払いが必要であるため、支払い日に追われることがあります。また、支払いが滞ると、遅延損害金が発生するため、返済に対するストレスが大きくなる可能性があります。


借金を抱えやすい
リボ払いは分割払いよりも気軽に利用できるため、借金を抱えるリスクが高くなります。また、最低支払額を払うだけで済むため、借金がどんどん膨らんでしまう場合があります。


以上が、リボ払いの主なデメリットです。


リボ払いを利用する際には、自分自身の返済能力を十分に考慮し、借金を抱え過ぎないよう注意が必要です。

元本が減らない?リボ払いの注意点とは

支払う回数ではなく、金額を設定するリボ払いでは、他の支払い方法より完済まで時間を要する傾向があります。


支払い回数を指定する方法では、完済まで明確な目処が立ち、指定回数だけ返済すれば確実に元本は減っていきます。


一方、毎月定額で支払っていくリボ払いは、支払い金額を一律にできるメリットがある一方、設定した定額によっては完済まで相当の期間を要さなければなりません。


特に、買い物すると自動的にリボ払いに移行する「自動リボ」の設定をしていると、クレジットカードで買い物をするたびに元本が増えていくことになります。


ここに、リボ払いだと元本がなかなか減らない理由が隠されています。


リボ払いでは、最低弁済額という、支払わなければならない最低限度の返済額で支払いが行われることが多いのです。


そのため、買い物するたびに元本が増える一方、返済金額は毎月低い水準のまま変わらないので、いつまで経っても元本が減っていかないというわけです。


また、リボ払いは金利が高く設定されているという点も見逃せません。


各クレジットカード会社によって金利設定は異なりますが、分割払いの金利に比べて、リボ払いの金利は各社総じて高めに設定されています。


借金は一般的に、借入残高が高く、利用期間が長いほど返済する利息も高くなっていきます。


返済期間が長くなりがちなリボ払いは、その分だけ金利を多く支払うことにもなり、返済がいつまでも経っても終わらないという事態に陥りやすいのです。

リボ払いの返済が終わらないときはどうすればいい?

リボ払いでは、買い物金額にかかわらず、毎月返済する金額は同じです。


つまり、10万円の買い物でも100万円の買い物でも、返済金額は一定額で変わらないので、買い物金額が大きいほど返済期間は長期化します。


しかも、返済のたびに所定の金利が取られるため、返済金額を低く設定している場合は、毎月の支払い額の大部分が利息に充てられていることも珍しくありません。


そうなれば、元本が減らないばかりか、借金がどんどん増えていくばかりです。


リボ払いの返済が終わらないときの対処法には、以下の4つの方法があります。


膨らんだ残高を一括払いで返済する

1つ目は、膨らんだ残高を一括払いで返済することです。


一括で返済してしまえば、毎月の金利手数料もかからないので、最も簡単かつ安価にリボ残高を返済することができます。


毎月の支払い金額を高くする

2つ目は、毎月の支払い金額を高くする方法です。リボ払いの返済が長引いてしまうのは、毎月の定額が低く設定されていることが一因です。


無理のない範囲で支払い金額を高く設定すれば、返済期間を短くして、トータルで支払う手数料を少なくしながら完済を目指せます。


リボ残高を返済してしまう

3つ目の方法は、金利の低い方法でお金を借りて、まずリボ残高を返済してしまうという方法です。リボ払いの返済が終わらないのは、リボの金利が高いことも原因のひとつです。


低金利でお金を借りてリボを返済できれば、リボ払いの高い利息や手数料を支払わなくて済むかもしれません。


もちろん、この方法だと他のところからもお金を借りることになるので、根本的な解決にはなりませんが、あくまで一時しのぎの対策として活用できます。

債務整理を利用する

4つ目は、債務整理を利用する方法です。


債務整理とは、借金の問題を法的に解決する手段のことです。


債務整理のメリットは、借金の総額を減額できるチャンスがある点で、デメリットはブラックリストに載ってしまうかもしれないという点が挙げられます。


債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産という3種類の手段があり、リボ払いにおいては任意整理が最も有効です。


任意整理とは、債務者と債権者が交渉することで、借金の減額や遅延損害金の免除など、借金問題の解決を目指すための取り組みです。


任意整理が上手くいけば利息分の支払いを免除してもらって、元本だけの返済で済む場合もあります。


リボ払いで特にネックになるのは、高額な金利手数料ですから、利息をカットできるのは大きなメリットです。


ただ、その一方で、債務整理で借金問題を解決できても、債務整理を利用したという事実は事故情報として残ってしまいます。


事故情報に記載されれば、新たな借り入れができなくなるなど、相応のペナルティを負わねばなりません。


このように、金利のカットや元本の減額など、メリットもある一方で、ブラックリスト入りといったデメリットも大きいので、利用する場合は債務整理のメリット・デメリットをよく検討したうえで行動に移す必要があります。

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リボ払いに行き詰ったら!弁護士に相談して適切に対応しよう

リボ払いは、適切に運用できれば便利な支払い方法ですが、一歩間違えれば首が回らなくなることもある危険な借金でもあります。


何気なく使っていたリボ残高が、いつの間にか返せない金額まで膨れ上がってしまうことも少なくありません。


返済に追われ、行き詰ってしまったのなら、デメリットはあっても債務整理の利用を考えるのもひとつの手でしょう。


その際は、弁護士に相談するなどして、適切に対処していくことが大切です。


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